「別荘のように使えて、ホテルの手厚さもほしい」。そんな人に選ばれてきたのがリゾート会員権です。ただ、ひとくちにリゾート会員権といっても、フルサービスの会員制リゾートホテル型と、維持費を抑えた会員権型シェア別荘があり、料金も使い方もかなり違います。この記事では、代表的なエクシブ・東急ハーヴェストクラブ・FEEEP RESORTの3サービスをフラットに比較し、「自分に合うリゾート会員権はどれか」を判断できるように整理します。各サービスの詳しい解説記事へのリンクも用意しています。

リゾート会員権とは?2つのタイプがある
リゾート会員権とは、会員権を購入して、リゾート施設を繰り返し利用できる権利を持つ仕組みです。大きく2つのタイプに分かれます。
- 会員制リゾートホテル型:1室を複数会員で共有し、フロント・清掃・レストランなどフルサービスのホテルとして使う(例:エクシブ、東急ハーヴェストクラブ)。不動産の共有制などで、継続コストがかかる一方、運営はホテル側が担う。
- 会員権型シェア別荘:会員権を購入し、維持費を抑えて別荘のように使う(例:FEEEP RESORT)。ホテルの手厚いサービスはない代わりに、年会費・維持費のかからない設計とされるものもある。
どちらが優れているという話ではなく、ホテルの手厚さを取るか、維持費の軽さを取るかで選び分けるのがポイントです。順番に見ていきましょう。
リゾート会員権のメリットと、確認したい注意点
まずメリットです。
- 別荘を単独購入するより手が届きやすく、拠点を”持つ”感覚で使える。
- 清掃・管理・運営を運営側が担うタイプが多く、別荘の手間が軽い。
- 系列施設の相互利用で、全国のリゾートを使い分けられるサービスもある。
- 会員権型シェア別荘なら、維持費を抑えた設計のものもある。
一方で、次の注意点は事前に確認しておきましょう。
- 継続コスト:ホテル型は年会費・固定資産税・営繕積立などがかかります。年額の目安を把握しましょう(維持費0円とされる会員権型もあります)。
- 予約の取りやすさ:人気施設・繁忙期は予約が競合します。優先ルールや予約可能時期を確認しましょう。
- 出口(売却・退会)の条件:会員権の資産価値は変動し、希望する価格・時期で手放せるとは限りません。名義変更料・退会規定も要チェック。
- 利用スタイルの相性:フルサービスのホテルがよいのか、自炊中心の別荘的な滞在がよいのか。仕組みと使い方が合うか見ましょう。
費用は「初期費用」と「継続コスト」で分けて考える
リゾート会員権の費用を比べるとき、金額の大小だけを見ると判断を誤りがちです。ポイントは、「入るときにかかる初期費用」と「持ち続ける間かかる継続コスト」を分けて考えることです。
ホテル型(エクシブ・東急ハーヴェスト)は、初期費用に加えて年会費・固定資産税・営繕積立といった継続コストが毎年かかります。そのぶん清掃・運営・施設維持を任せられ、手ぶらで滞在できるのが強みです。一方、会員権型シェア別荘(FEEEP RESORT)は、初期費用はまとまってかかるものの、年会費・維持費がかからない設計とされるのが特徴です。継続コストを抑えたい人にはこの差が効いてきます。
つまり、「毎年いくら払い続けられるか」を先に決めておくと、候補を絞りやすくなります。数年〜十数年という長い付き合いになるからこそ、初期費用だけでなくトータルの負担で見ておくと安心です。
主要サービスを比較
ここでは、リゾート会員権で検討されやすいエクシブ・東急ハーヴェストクラブ・FEEEP RESORTの3サービスを、フラットに整理します。より詳しくは各徹底解説記事もあわせてご覧ください。
エクシブ(XIV)|上場企業運営のフルサービス
エクシブは、会員制リゾートホテルの会員権(不動産共有制)です。1室を複数名で共有し、不動産持分として登記する形で、会員権価格は200万円台〜(上位グレードは1,000万円超も)が目安とされます。年会費に加え固定資産税などの継続コストがかかる一方、フルサービスと全国の系列相互利用が魅力とされます。会員数が多く流通市場もあるため、グレードや立地の選択肢が幅広い一方、人気施設・繁忙期の予約は競合しやすいとされます。手厚いホテル体験を継続コスト込みで楽しみたい人に向いています。
▶ エクシブ(XIV)を徹底解説
東急ハーヴェストクラブ|東急グループ・オールシーズン同一料金
東急ハーヴェストクラブは、東急グループの会員制リゾートホテル会員権です。共有制・預託制から選べるとされ、会員権価格は数百万円台〜(上位のVIALAは数千万円台も)が目安。宿泊料がオールシーズン同一とされる点や、ホームグラウンド制が特徴で、年会費・固定資産税・営繕積立などの継続コストがかかります。上位ブランドのVIALAはより上質な滞在を志向したシリーズとされ、同じ会員権のなかでも幅があります。東急ブランドで全国のホテルを使い分けたい人に向いています。
▶ 東急ハーヴェストクラブを徹底解説
FEEEP RESORT|維持費を抑えた会員権型
FEEEP RESORTは、会員権を購入すると年会費・維持費がかからない設計とされる会員権型シェア別荘です。会員権は1口120万円台〜(税込)が目安とされ、毎年付与されるチケットは繰越が可能で最大3年前から予約できるとされます。フルサービスのホテルではない代わりに、維持費を抑えて別荘のように使いたい人に向くモデルです。一方、思い立った日にいつでも、というより計画的な利用に向いています。フルサービスのホテルほどの手厚さや、確実なリセール価格を求める人にはギャップになり得るため、そこは割り切って考えたいポイントです。
▶ FEEEP RESORTを徹底解説
3サービスのポジショニングを図で見る
各サービスの立ち位置を図にしました。「維持費の軽さ」と「ホテル型フルサービス」の軸で眺めると、得意分野が見えてきます(共同所有型のSANUも参考に配置しています)。同じ「リゾート会員権」でも、右上のフルサービス寄りと、左下の維持費重視では性格がかなり違うことが読み取れます。自分がどの象限を求めているかを意識すると、候補が絞りやすくなります。

比較表:初期費用・ランニング・利用枠・向き不向き
下の表は、各サービスの目安をまとめたものです。金額・条件はいずれも変動する概算であり、最新は各社の公式サイトで確認してください。
| 項目 | エクシブ(XIV) | 東急ハーヴェストクラブ | FEEEP RESORT |
|---|---|---|---|
| タイプ | 会員制リゾートホテル(不動産共有制) | 会員制リゾートホテル(共有制/預託制) | 会員権型シェア別荘 |
| 初期費用(目安) | 200万円台〜(上位は1,000万円超も) | 数百万円台〜(上位VIALAは数千万円台も) | 会員権1口120万円台〜(税込) |
| ランニング費用 | 年会費+固定資産税等(グレードで変動) | 年会費+固定資産税・営繕積立等(施設で変動) | 年会費・維持費0円とされる |
| 利用枠 | 年13泊/26泊など(共有タイプで選択) | 年30〜36泊が目安(口数で選択) | 毎年チケット2枚付与・繰越可・最大3年前予約 |
| 特徴 | 上場企業運営・フルサービス・系列相互利用 | 東急グループ・オールシーズン同一料金・VIALA | 維持費0円設計・所有の手間なし・繰越可 |
| 向いている人 | 手厚いホテル体験を継続コスト込みで楽しみたい | 東急ブランドで全国のホテルを使い分けたい | 計画的に使う・維持費を抑えたい・権利を残したい |
| 向いていない人 | 維持費を抑えたい・出口の価格変動を避けたい | 継続コストを抑えたい・別荘的に自炊したい | 思い立った日にいつでも自由に使いたい |
※上表の数値は取得時点の概算です。プラン改定や施設ごとの条件差があるため、検討時は各公式サイトで最新情報を確認してください。
持ち方で見る「自分に合う選び方」
選び方はシンプルで、「ホテルの手厚さか、維持費の軽さか・継続コストをどこまで許容するか」で決まります。
手厚いホテル体験を、継続コスト込みで楽しみたいならエクシブ。 上場企業運営のフルサービスと、全国の系列相互利用が魅力です。
東急グループのブランドで、全国のホテルを使い分けたいなら東急ハーヴェストクラブ。 オールシーズン同一料金やホームグラウンド制が特徴です。
維持費を抑えて、別荘のように計画的に使いたいなら会員権型のFEEEP RESORT。 会員権購入後は年会費・維持費がかからない設計とされる一方、ホテルの手厚さはなく、リセール価格も保証されません。3つのサービスは競合というより、求める価値が違うと捉えるのが正確です。
なお、ホテル型・会員権型のどちらもピンとこない場合は、自然の中で持分を”所有”する共同所有型(SANU・UMITO)や、一流建築を分割所有するNOT A HOTELという選択肢もあります。リゾート会員権にこだわらず、こうした持ち方まで含めて見比べておくと、自分の使い方にいちばん近いモデルが見つかりやすくなります。
よくある質問(FAQ)
リゾート会員権は、途中でやめられる?
ホテル型は会員権(不動産持分など)の売却・譲渡が基本で、資産価値は施設・グレード・時期によって変動します。預託制は退会時に預託金が返還されるとされる仕組みもあります。会員権型シェア別荘は会員権の譲渡や規定に基づく扱いが基本です。いずれも譲渡手数料・名義変更料や退会規定を、契約前に公式で確認しておきましょう。
維持費が「かからない」って本当?
会員権型シェア別荘のなかには、会員権購入後は年会費・維持費がかからない設計とされるものがあります。ただし初期費用はまとまってかかり、条件はサービスや時期で変わり得ます。ホテル型は年会費・固定資産税などの継続コストがかかるのが一般的です。実際の費用は必ず公式で確認してください。
結局、どれを選べばいい?
「ホテルの手厚さ」を最優先するならホテル型(エクシブ・東急ハーヴェスト)、「維持費の軽さ」を重視するなら会員権型(FEEEP RESORT)が候補です。比較表とポジショニング図で当たりをつけ、気になったサービスの徹底解説記事で細部を確認し、最後は各公式サイトの最新情報で裏取りしてください。
予約はどのくらい前から取れる?
予約可能な時期や優先ルールはサービスによって異なります。ホテル型は会員の予約が集中する繁忙期・人気施設ほど競合しやすく、抽選や優先枠が設けられていることがあります。会員権型シェア別荘では、付与されたチケットを繰り越せたり、数年先まで予約できるとされる仕組みもあります。使いたい時期に取りやすいかは満足度を大きく左右するので、予約ルールは契約前に公式で確認しておきましょう。
家族や友人も使える?名義はどうなる?
多くのサービスで、会員本人だけでなく家族や同行者と一緒に利用できるとされています。ただし、会員以外だけでの利用可否や、ゲスト料金、名義人の扱いは各社で異なります。将来的に名義変更や相続を考えている場合は、名義変更料や手続き・審査の有無もあわせて確認しておくと安心です。
掲載の料金は最新?
本記事の数値は取得時点の概算です。各サービスは料金・プランを改定することがあり、施設・グレードごとの条件差もあります。実際の検討時は、各社の公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
まとめ:リゾート会員権は「手厚さ」か「維持費の軽さ」で選ぶ
リゾート会員権は、フルサービスのホテル型(エクシブ・東急ハーヴェスト)と、維持費を抑えた会員権型(FEEEP RESORT)で性格が大きく異なります。手厚いサービスと引き換えに継続コストがかかるのがホテル型、サービスは絞る代わりに維持費を抑えるのが会員権型——と整理すると、自分の優先順位に合うほうが見えてきます。大事なのは優劣ではなく、「自分の使い方にいちばん合う持ち方」を選ぶことです。
迷ったら、まずは「毎年いくらまでなら気持ちよく払い続けられるか」と「年に何泊くらい使いそうか」を書き出してみると、候補が自然と絞れてきます。気になるサービスが見つかったら、それぞれの徹底解説記事で、料金・予約ルール・出口の条件までじっくり確認してみてください。料金や条件は変わり得るので、最終的には各公式サイトで最新情報を確かめて、納得のいく選択をしてください。


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