「エクシブ(XIV)」が気になって、会員権の料金や仕組み、そして「実際のところどうなの?」という評判まで詳しく知りたい——そんな方に向けて、この記事ではエクシブをていねいに整理します。エクシブは、いわゆるシェア別荘とは少し違い、会員制リゾートホテルの会員権という持ち方です。本記事では、エクシブの仕組み・費用・気になる点を公平に整理したうえで、同じ「別荘のように使える」他サービスとも並べて見比べられるようにしました。大切なのは優劣ではなく、「自分の使い方に合う持ち方はどれか」を見極めることです。

エクシブ(XIV)とは?運営会社と仕組みの全体像
エクシブは、リゾートトラスト株式会社が展開する会員制リゾートホテルのブランドです。公式情報によると、同社は1970年代に創業し、東証プライム市場に上場する会員制リゾート運営の大手で、全国に多数のホテルやゴルフ場、メディカル施設などを運営しているとされています。ブランド名の「XIV」はローマ数字の14に由来するとされ、1室を複数のオーナーで共有して使う仕組みが基本です。
エクシブの持ち方の特徴は、会員権が「不動産の共有持分」として登記される点にあります。会員は施設の土地・建物の持分を共有で所有し、その権利にもとづいて毎年一定の日数を利用します。清掃や運営はホテル側が担うため、別荘のような管理の手間を抱えずに、フルサービスのホテル体験を繰り返し楽しめるのが魅力とされています。
一方で、「不動産を持つ」ことに伴う費用や、会員権ならではの出口(売却)の考え方など、事前に理解しておきたい点もあります。順番に見ていきましょう。
エクシブの会員権(不動産共有制)とは
エクシブの会員権は、1室を複数のオーナーで共有する形が基本とされています。共有する人数によって、1人あたりの年間利用日数が変わります。たとえば1室を14名で共有するタイプは年26泊程度、28名で共有するタイプは年13泊程度が目安とされ、施設によって「フロアシェア」「客室タイプ別シェア」など複数の方式があるとされています。数値は変更される可能性があるため、最新は公式で確認してください。
ホテル側がすべての運営を担うため、自分で建物を管理する必要がない代わりに、保有している間は年会費(運営管理費)や、不動産の持分に応じた固定資産税などの負担が続く設計です。この「継続コストがかかる」という点が、維持費を抑える設計の会員権型とは構造的に異なります。
会員権の料金・利用日数・予約
エクシブの会員権は、施設・グレード・共有タイプによって金額が大きく変わります。目安は次のとおりです。数値は変動するため、最新は公式または正規の窓口で確認してください。
- 会員権価格:入門的なランクで200万円台から、上位グレードになると1,000万円を超える例もあるとされ、施設やグレードで幅があります。
- 年会費(運営管理費):グレードに応じて年間おおむね数万円〜十数万円以上が目安とされ、上位グレードほど高くなります。物価や人件費の上昇にともない改定されることもあります。
- そのほかの負担:不動産の持分に応じた固定資産税など、保有中に継続してかかる費用があります。宿泊時には別途、宿泊料や食事代などがかかります(会員権を持っていれば宿泊が無料になるわけではありません)。
- 利用日数:共有タイプに応じて、年13泊・年26泊などが割り当てられます。繁忙期と閑散期がなるべく公平に含まれるよう配分されるとされています。
予約は、シーズンの配分や優先順位のルールにもとづく運用とされ、系列のホテルを相互に利用できる仕組みもあります。ただし人気施設・人気シーズンは希望どおりに取りにくいこともあるため、検討時には実際に使いたい施設の条件を公式で確認しておくと安心です。
エクシブのデメリット・気になる点(正直なところ)
「不動産を持つ」会員制ホテルだからこそ、事前に知っておきたい点もあります。公平に挙げておきます。
- 初期費用に加えて、保有中の継続コストがかかる点。年会費(運営管理費)と固定資産税などが毎年発生し、管理費は改定されることもあります。
- 出口(売却)は中古会員権市場での譲渡が基本で、一般に会員権は資産価値が変動し、下落することもあります。希望する価格・時期で売れるとは限りません。譲渡の際には名義変更料などの費用もかかります。
- 人気施設・繁忙期は予約が取りにくいことがあり、権利があれば希望日を確実に押さえられるわけではありません。
- 相続の対象にはなり得ますが、名義変更などの手続きや費用が必要になるため、事前に条件を確認しておく必要があります。
これらは「欠点」というより、不動産持分+フルサービスのホテルという持ち方の性質です。手厚いサービスと確かな運営体制を得られる代わりに、初期・継続の費用と、出口の価格変動という側面がある、という表裏の関係にあります。
施設・エリア:全国のリゾートと都市型
エクシブの施設は、軽井沢・箱根・湯河原・伊豆・京都・鳥羽・有馬・六甲・白浜など、全国のリゾート地を中心に展開しているとされています(施設は拡大が続いており、時点で数が変動します)。系列には都市型の完全会員制ホテルなどもあり、所定の条件で相互に利用できるとされています。

レストランやスパを備えた館内で、ホテルスタッフのサービスを受けながら過ごせるのがエクシブの体験価値です。「別荘を自分で管理する」というより、質の高い会員制ホテルを繰り返し使うという感覚に近い持ち方といえます。
エクシブはどんな人に向いている?
会員制リゾートホテルの会員権は、次のような人に向いています。
- フルサービスのホテル体験(食・スパ・接客)を繰り返し楽しみたい人
- 建物の管理を自分でやりたくない(運営を任せたい)人
- 全国の系列施設を回遊して使い分けたい人
- 不動産持分として登記される所有形態や、初期・継続の費用を許容できる人
反対に、次のような人には別のモデルのほうが合う可能性があります。
- 初期費用や毎年の維持費をできるだけ抑えたい人
- 出口(売却)の価格変動リスクを避けたい人
- キッチン付きで自炊中心の、別荘のような自由な滞在をしたい人
- 特定の日程の予約を最優先したい人
「自分には少し違うかも」と感じても、あきらめる必要はありません。「別荘のように使える」サービスには、エクシブ以外にも仕組みの異なる選択肢があるからです。次の章で並べて見比べてみましょう。
リゾート会員権・シェア別荘を並べて比較する
「ホテルを丸ごと持つのは重いけれど、自分の拠点のように使いたい」——このニーズに応えるサービスは複数あります。ここでは、エクシブ(会員制ホテル会員権)と並べて検討されやすいFEEEP RESORT・SANU・東急ハーヴェストクラブを、同じ土俵で整理します。いちばんの違いは「権利の持ち方(お金の払い方と、何を所有するか)」と「別荘型かホテル型か」です。
まず、それぞれの立ち位置をつかんでおきましょう。下の図は、4サービスを「維持費の軽さ」と「ホテル型フルサービス」の軸で並べたイメージです。

- エクシブ:会員制ホテルの会員権。1室を複数名で共有し、不動産持分として登記。フルサービスと継続コストが特徴。
- 東急ハーヴェストクラブ:ホテル型の会員権。東急グループが運営し、共有制と預託制を選べるとされる。ホームグラウンド制で全国相互利用。
- SANU:共同所有型のセカンドホーム。建物の共有持分を持ち、山・高原・湖など自然の中の拠点が中心。
- FEEEP RESORT:会員権型のシェア別荘。会員権を買うと、年会費・維持費はかからない設計とされる。
比較表:初期費用・ランニング・特徴・向き不向き
下の表は、各サービスの目安をまとめたものです。金額・条件はいずれも変動する概算であり、最新は各社の公式サイトで確認してください。「どれが優れているか」ではなく「どの持ち方が自分に合うか」を見る視点で読むのがおすすめです。
| 項目 | エクシブ(XIV) | 東急ハーヴェストクラブ | SANU(Co-Owners) | FEEEP RESORT |
|---|---|---|---|---|
| 権利の持ち方 | 会員制ホテルの会員権(不動産共有制) | ホテル会員権(共有制/預託制) | 共同所有(建物の共有持分) | 会員権型シェア別荘 |
| 初期費用(目安) | 200万円台〜(上位は1,000万円超も・施設/グレードで変動) | 数百万円台〜(上位VIALAは数千万円台も) | 年12泊で330万円台〜(税込) | 会員権1口120万円台〜(税込) |
| ランニング費用 | 年会費+固定資産税等(グレードで変動) | 年会費+固定資産税・営繕積立等 | 年間管理費 約98,000円〜(12泊時) | 年会費・維持費0円とされる |
| 利用枠 | 年13泊/26泊など(共有タイプで選択) | 年30〜36泊が目安(口数で選択) | 年12〜60泊(口数で選択) | 毎年チケット2枚付与・繰越可・最大3年前予約 |
| 特徴 | 上場企業運営・フルサービス・系列相互利用 | 東急グループ・オールシーズン同一料金・VIALA上位グレード | 自然立地・低めの初期額で“所有”・未利用泊は買取 | 維持費0円設計・所有の手間なし・繰越可 |
| 向いている人 | 手厚いホテル体験を継続コスト込みで楽しみたい | 東急ブランドで全国のホテルを使い分けたい | 低め初期で所有実感がほしい・自然が好き | 計画的に使う・維持費を抑えたい・権利を残したい |
| 向いていない人 | 維持費を抑えたい・出口の価格変動を避けたい | 継続コストを抑えたい・別荘的に自炊したい | すぐ現金化したい・永久所有したい | 思い立った日にいつでも自由に使いたい |
※上表の数値は取得時点の概算です。プラン改定や施設ごとの条件差があるため、検討時は各公式サイトで最新情報を確認してください。
持ち方で見る「自分に合う選び方」
比較表を、もう少し実感に落とし込んでみましょう。選び方はシンプルで、「ホテル型か別荘型か・継続コストをどこまで許容するか・出口をどう考えるか」で決まります。
手厚いホテルサービスを繰り返し楽しみたいなら、会員制ホテル型のエクシブ。 フルサービスと全国の系列利用が魅力です。ただし年会費・固定資産税などの継続コストと、出口の価格変動は理解しておきたいところです。
同じホテル型でも、東急グループのブランドで選ぶなら東急ハーヴェストクラブ。 オールシーズン同一料金やホームグラウンド制が特徴で、共有制・預託制を選べるとされます。継続コストがかかる点はエクシブと共通です。
自然の中で、低めの初期額から“所有”したいなら、共同所有型のSANU。 建物の共有持分を比較的抑えた金額から持てるのが特徴です。ホテル型とは滞在スタイルが大きく変わります。
維持費をかけずに長く使いたいなら、会員権型。 たとえばFEEEP RESORTは、会員権を購入したあとは年会費・維持費がかからない設計とされる一方、初期費用はまとまってかかり、リセール価格も保証されません。手厚いホテルサービスより、維持費を抑えて別荘のように使いたい人に向くモデルです。4つのサービスは競合というより、それぞれ得意分野が違うと捉えるのが正確です。
よくある質問(FAQ)
エクシブの会員権は「宿泊すれば無料」なの?
いいえ。会員権を持っていても、宿泊時には別途、宿泊料や食事代などがかかります。会員権は「割り当てられた日数を会員価格で利用できる権利」であり、保有中は年会費や固定資産税などの継続コストも発生します。最新の料金体系は公式で確認してください。
エクシブは途中でやめられる?
不動産共有制のため、退会は基本的に「会員権の売却・譲渡」に近い形になります。中古会員権市場で売買できるとされますが、価格は施設・グレード・時期によって変動し、希望どおりの価格・時期で売れるとは限りません。譲渡時には名義変更料などの費用もかかります。手続きの詳細は公式または正規の窓口で確認してください。
使わない年は損になる?
割り当てられた利用日数の繰越可否は、ブランドや共有タイプによって異なるとされます。使わない年があっても年会費などの継続コストはかかるため、年間の利用イメージを持ったうえで検討するのが安全です。最新の扱いは公式で確認してください。
ペットと一緒に泊まれる?
ペットの可否は施設や客室によって異なる可能性があり、一律ではありません。公式での明確な情報を確認したうえで判断するのが安全です。
まとめ:エクシブを起点に、自分に合う「持ち方」を選ぶ
エクシブは、上場企業が運営する会員制リゾートホテルを、不動産持分として持ちながら繰り返し使えるのが特徴です。手厚いサービスと確かな運営体制が魅力の一方、初期・継続の費用や、出口の価格変動という側面もあります。大事なのは、エクシブの良さを理解したうえで、「自分の使い方にいちばん合う持ち方」を選ぶことです。
会員制ホテル型のほか、共同所有型や会員権型のシェア別荘まで、別荘のように使えるサービスの「持ち方」は年々広がっています。どれが優れているというより、滞在スタイル・予算・出口の考え方によって最適解は変わります。エクシブに惹かれた方も、一度ほかの選択肢と並べて眺めてみると、自分の基準がはっきりします。料金・予約ルール・売却条件などは変わり得るので、最終的には各公式サイトで最新情報を確かめて、納得のいく選択をしてください。


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