「NOT A HOTEL(ノットアホテル)」が気になって、料金や仕組み、そして「本当に別荘を持てるの?」という点を詳しく知りたい——そんな方に向けて、この記事ではNOT A HOTELを第三者の立場でていねいに整理します。NOT A HOTELには、1棟を丸ごと持つ形から、1棟を複数人で分け合う分割所有(シェア所有)、さらに毎年決まった日に泊まれる会員権型(NFT)まで、いくつかの持ち方があります。本記事では、とくに「別荘を所有する」実感にいちばん近い分割所有(シェア所有)に注目し、同じように別荘を持てる他サービスとも並べて見比べられるようにしました。大切なのは優劣ではなく、「自分の使い方に合う持ち方はどれか」を見極めることです。

NOT A HOTEL(ノットアホテル)とは?「持つ」と「使う」の設計
NOT A HOTELは、NOT A HOTEL株式会社が手がける「別荘を持てる」サービスです。公式情報によると、同社は2020年に設立され、世界的な建築家やクリエイターがデザインした一点ものの邸宅を全国で展開しています。いちばんの特徴は、使いたい分だけ別荘を購入して所有し、使わない日はホテルとして運用(収益化)できるという考え方です。清掃や運営はNOT A HOTELが担うため、所有の手間を抱え込まずに済むとされています。
NOT A HOTELには、大きく3つの持ち方があります。
- 1棟まるごと所有:1棟の不動産を単独で購入・所有するスタイル。数千万円〜数億円規模になることもある、資金に余裕のある層向けの上位オプション。
- 分割所有(シェア所有):1棟を複数のオーナーで持分所有し、持分に応じて年間の利用泊数が決まるスタイル。年30泊・年10泊などの単位が用意されています。別荘を“持つ”ことに現実的な金額で踏み出したい人向け。
- NOT A HOTEL 365(会員権型・NFT):1棟の所有ではなく、毎年決まった日に全国いずれかの拠点へ泊まれる権利を長期にわたり持つ別ライン。所有というより「泊まれる権利」を持つ考え方です。
この記事の主役は、別荘を“持つ”実感にいちばん近い分割所有(シェア所有)です。1棟を丸ごと買うと数億円規模になることもありますが、分割なら「使う分だけ持つ」ことで、一流建築の別荘に手が届きやすくなるという考え方が核になっています。
NOT A HOTELの分割所有(シェア所有)とは
分割所有は、会員として使う権利だけでなく、不動産の持分(所有権)を持つ形が基本とされています。1棟の邸宅を複数のオーナーで共有し、購入した持分に応じて年間の利用可能泊数が決まる仕組みです。持分は不動産の所有権とされ、資産として計上でき、売却や相続も可能とされています。
使わない日は、その邸宅がホテルとして運用され、宿泊収益の一部がオーナーに還元される設計とされています。自分が使うときは滞在し、使わないときは遊ばせずに運用に回す——という考え方が、NOT A HOTELの持ち方の特徴です(還元の有無・金額・利回りは稼働状況によって変動するため、必ず公式で確認してください)。
分割所有の料金・利用日数・予約
NOT A HOTELの分割所有は、物件や選ぶ泊数によって金額が大きく変わります。分割の口数(何分の一まで分けるか)や価格は物件ごとに個別設定のため、一律の価格表はありません。目安として、ある物件の公開例では次のような価格帯が示されています。数値は変更される可能性があるため、最新は公式サイトで確認してください。
- 初期費用(分割所有):物件によりおおむね数百万円台〜数千万円が目安とされ、年10泊なら数百万円台、年30泊なら数千万円規模という公開例があります。1棟まるごとなら数千万円〜数億円規模まで幅があります。
- 年間の利用泊数:年10泊・年30泊など、持分に応じて決まる方式です(「◯分の1で約30泊」といった目安は物件によって異なります)。
- ランニング費用:管理費・運営費が別途かかる設計とされます(金額・負担区分は物件により異なるため公式確認が必要)。
- 予約の先行期間:自分が所有する物件は最大12か月前から、他のNOT A HOTEL物件は最大4か月前から予約できるとされ、年30泊以上の所有者は少ない泊数の所有者より早く予約できる優先ルールがあるとされています。
人気シーズンの割当や予約ルールは物件ごとに設定されているため、検討時には実際に使いたい物件の条件を公式で確認しておくと安心です。
NOT A HOTELのデメリット・気になる点(正直なところ)
所有に近く、かつハイエンドなモデルだからこそ、事前に知っておきたい点もあります。第三者の立場から、公平に挙げておきます。
- 価格が高めで、分割でも数百万〜数千万円、1棟なら数億円規模になることもあり、参入のハードルは高い部類です。
- 出口(売却)は、公式に用意されたセカンダリー市場での譲渡が基本になります。2025年10月には所有物件をセカンダリーマーケットで売買できる仕組みが公式に案内され、以前より出口の道筋は見えやすくなりました。ただし売れやすさ(流動性)や価格は市況・物件の人気に左右され、値上がりやリセール価格を約束する商品ではありません。
- 分割所有ゆえ、人気の日程はオーナー間で予約が競合しうる点も理解しておきたいところです。優先ルールや先行予約で緩和される設計とされますが、希望日を確実に押さえられるとは限りません。
- 管理費・運営費などのランニングコストや、使わない日の運用による還元額は変動するため、固定の利回りとして期待しないほうが安全です。
これらは「欠点」というより、ハイエンドな不動産をシェアで持つという持ち方の性質です。一流建築の別荘を丸ごと買うより抑えた金額で持てる代わりに、価格水準・出口の自由度・予約の競合という側面がある、という表裏の関係にあります。
拠点・エリア:一流建築のデザイン別荘
NOT A HOTELの拠点は、那須・青島(宮崎)・北軽井沢・福岡・石垣・瀬戸内・三浦・みなかみ・東京・ルスツなど、全国に広がっているとされています(拠点は拡大が続いており、時点で数が変動します)。世界的な建築家・クリエイターが手がけた一点ものの邸宅が多く、デザインそのものに価値を感じる人に選ばれているのが特徴です。

専用アプリで全国の拠点を横断して予約・利用でき、所有する泊数を家族や友人に贈る(ギフトする)こともできるとされています。「特定の1拠点に通う」というより、全国の名建築を、年に数回、質の高い滞在で使い分けたいという人に向いた設計です。
NOT A HOTELはどんな人に向いている?(分割所有の視点で)
分割所有(シェア所有)は、次のような人に向いています。
- 一流建築のデザイン別荘に高い価値を感じ、予算に余裕がある人
- 別荘の管理・運用を自分でやりたくない(丸投げしたい)人
- 全国の複数拠点を、年数回、質の高い滞在で使い分けたい人
- 資産として持ちつつ、使わない日は運用にも回したい人
反対に、次のような人には別のモデルのほうが合う可能性があります。
- できるだけ低コストでセカンドホーム体験を始めたい人
- 出口の確実性や、元本・価格の保証を重視する人
- 特定の拠点に、毎年同じ時期に必ず泊まりたい(予約競合を避けたい)人
- 海の最前列など、立地の特化ニーズが明確な人
「自分には少し違うかも」と感じても、あきらめる必要はありません。別荘を“持つ”サービスには、NOT A HOTEL以外にも仕組みの異なる選択肢があるからです。次の章で並べて見比べてみましょう。
別荘を“持てる”サービスを並べて比較する
「別荘を丸ごと買うのは重いけれど、自分の拠点として持ちたい」——このニーズに応えるサービスは複数あります。ここでは、NOT A HOTEL(分割所有)と並べて検討されやすいSANU・FEEEP RESORT・UMITOを、同じ土俵で整理します。いちばんの違いは「権利の持ち方(お金の払い方と、何を所有するか)」です。
まず、それぞれの立ち位置をつかんでおきましょう。下の図は、4サービスを「気軽さ」と「所有・資産性」の軸で並べたイメージです。

- NOT A HOTEL:不動産の(分割)所有。一流建築のデザイン別荘を持分で持つ。高価格帯で、デザイン性・資産性を重視した位置づけ。
- SANU:共同所有型。建物の共有持分を不動産として持つ。山・高原・湖など自然の中の拠点が中心で、比較的低い初期額から始めやすい。
- FEEEP RESORT:会員権型のシェア別荘。会員権を買うと、年会費・維持費はかからない設計とされる。
- UMITO:海最前列に特化した共有型。区分所有・共有持分で“海のそば”を持つ。会員権とサブスクの二本立て。
比較表:初期費用・ランニング・特徴・向き不向き
下の表は、各サービスの目安をまとめたものです(NOT A HOTELは分割所有を基準にしています)。金額・条件はいずれも変動する概算であり、最新は各社の公式サイトで確認してください。「どれが優れているか」ではなく「どの持ち方が自分に合うか」を見る視点で読むのがおすすめです。
| 項目 | NOT A HOTEL | SANU(Co-Owners) | FEEEP RESORT | UMITO(会員権) |
|---|---|---|---|---|
| 権利の持ち方 | 不動産の(分割)所有+1棟所有+会員権型(365) | 共同所有(建物の共有持分+定期借地) | 会員権型シェア別荘 | 共有型(区分所有+定期借地の共有) |
| 初期費用(一時金) | 分割で数百万〜数千万円・1棟数千万〜数億円 | 年12泊で330万円台〜(税込) | 会員権1口120万円台〜(税込) | おおむね1,000万円台〜(拠点・泊数で変動) |
| ランニング費用 | 管理費・運営費が別途(物件により異なる) | 年間管理費 約98,000円〜(12泊時) | 年会費・維持費0円とされる | 月額の管理費あり(拠点により異なる) |
| 利用枠 | 持分連動(年10泊/年30泊 等)・自己物件12か月前予約 | 年12〜60泊(口数で選択)・自己拠点は6か月前予約 | 毎年チケット2枚付与・繰越可・最大3年前予約 | 年10〜30泊(拠点・口数で選択)・他拠点も相互利用 |
| 特徴 | 一流建築のデザイン・全国横断・ホテル運用で収益化 | 低めの初期額で“所有”・未利用泊は買取・自然没入 | 維持費0円設計・所有の手間なし・繰越可 | 海最前列に特化・使わない日はホテル運用 |
| 向いている人 | デザイン・資産性に価値を感じる予算に余裕のある人 | 低め初期で所有実感がほしい・自然/高原が好き | 計画的に使う・維持費を抑えたい・権利を残したい | 海沿い最前列重視・専有利用と資産性を両立したい |
| 向いていない人 | 低コストで気軽に始めたい人 | すぐ現金化したい・永久所有したい | 思い立った日にいつでも自由に使いたい人 | 海以外も選びたい・すぐ現金化したい人 |
※上表の数値は取得時点の概算です。プラン改定や物件・拠点ごとの条件差があるため、検討時は各公式サイトで最新情報を確認してください。
権利の持ち方で見る「自分に合う選び方」
比較表を、もう少し実感に落とし込んでみましょう。選び方はシンプルで、「どんなデザイン・立地で・どんな所有の形で・どれくらいの予算で持ちたいか」で決まります。
一流建築のデザインや資産性を最優先するなら、NOT A HOTEL。 世界的な建築家の邸宅を持分で持ち、全国を使い分けられるのが最大の魅力です。ただし価格水準は高めで、出口の価格は保証されない点は理解しておきたいところです。
山や高原など自然の中で、低めの初期額から所有したいなら、共同所有型のSANU。 建物の共有持分を、比較的抑えた金額から持てるのが特徴です。予算とエリアの好みで、NOT A HOTELと分かれます。
とにかく海の目の前がいいなら、海特化のUMITO。 区分所有・共有持分で“海最前列”を持てるのが強みです。
維持費をかけずに長く使いたいなら、会員権型。 たとえばFEEEP RESORTは、会員権を購入したあとは年会費・維持費がかからない設計とされる一方、初期費用はまとまってかかり、リセール価格も保証されません。所有そのものより、手間や維持費を抑えて計画的に使いたい人に向くモデルです。4つのサービスは競合というより、それぞれ得意分野が違うと捉えるのが正確です。
よくある質問(FAQ)
NOT A HOTELの分割所有と1棟所有、どちらを選べばいい?
予算に余裕があり1棟を専有で持ちたいなら1棟所有、抑えた金額で一流建築の別荘を“持つ”体験をしたいなら分割所有(シェア所有)が向いています。条件や料金は変わる可能性があるため、最新は公式サイトで確認してください。
NOT A HOTELは途中でやめられる?
分割所有は不動産の持分のため、セカンダリー市場での譲渡(売却)で退出する形が基本で、相続も可能とされています。2025年10月からは所有物件をセカンダリーマーケットで売買できる仕組みが公式に案内されており、退出の手段自体は用意されています。ただし売却価格や売れやすさは市況・物件の人気に左右され、価格は保証されません。手数料などの具体的な条件は公式サイトで確認してください。
使わない年は損になる?
使わない日はホテルとして運用され、宿泊収益の一部がオーナーに還元される設計とされています。ただし還元額・利回りは稼働状況によって変動するため、固定の収益として期待せず、あくまで「遊ばせない仕組みがある」という理解が安全です。最新の仕組みは公式サイトで確認してください。
ペットと一緒に泊まれる?
ペットの可否は物件や契約によって異なる可能性があり、公式での明確な情報を確認したうえで判断するのが安全です。犬・猫など種類による違いも含め、公式サイトで確認してください。
まとめ:NOT A HOTELを起点に、自分に合う「持ち方」を選ぶ
NOT A HOTELは、1棟所有から、抑えた金額で持てる分割所有、毎年決まった日に泊まれる会員権型まで選べるのが特徴です。とくに分割所有は、一流建築のデザイン別荘を現実的な金額で“持てる”一方、価格水準や出口の自由度には、ハイエンドな不動産ならではの側面があります。大事なのは、NOT A HOTELの良さを理解したうえで、「自分の使い方にいちばん合う持ち方」を選ぶことです。
分割所有・1棟所有のほか、共同所有型や会員権型、海特化の共有型まで、別荘の「持ち方」は年々広がっています。どれが優れているというより、デザイン・予算・出口の考え方によって最適解は変わります。NOT A HOTELに惹かれた方も、一度ほかの選択肢と並べて眺めてみると、自分の基準がはっきりします。料金・予約ルール・売却条件などは変わり得るので、最終的には各公式サイトで最新情報を確かめて、納得のいく選択をしてください。


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