「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」が気になって、料金や仕組みを詳しく知りたい——そんな方に向けて、この記事ではSANUをていねいに整理します。SANUには、月額で気軽に使うサブスク型と、別荘を実際に“持つ”共同所有型(Co-Owners)の2つの入り口があります。本記事では、とくに「別荘を所有する」視点=共同所有型(Co-Owners)に注目し、同じように別荘を持てる他サービスとも並べて見比べられるようにしました。大切なのは優劣ではなく、「自分の使い方に合う持ち方はどれか」を見極めることです。

SANU 2nd Homeとは?「使う」と「持つ」の2つの選択肢
SANU 2nd Homeは、株式会社SANUが運営する「自然の中のもうひとつの家」をコンセプトにしたセカンドホーム系サービスです。森や湖のほとりに立つ「SANU CABIN」に滞在でき、清掃やメンテナンスは運営側が担うため、所有の手間を抱えずに自然の中の暮らしを楽しめるのが特徴です。
SANUには、大きく2つの利用の形があります。
- サブスク型(Weekday):月額を払って使う「所有しない」利用スタイル。初期費用をかけずに始められ、まず試したい人向け。
- 共同所有型(Co-Owners):1棟を複数人で持ち合い、建物の共有持分を実際に取得する「所有」スタイル。別荘を“持つ”ことに踏み出したい人向け。
SANUの建築は「自然を窓の外に眺める」のではなく、生活の中に自然を取り込むという設計思想でつくられています。大きな開口部を持つキャビンは、室内と屋外の境界をあいまいにし、森のなかで暮らすような感覚を意図してデザインされています。

SANU 2nd Home Co-Owners(共同所有型)とは
この記事の主役であるCo-Ownersは、2024年に登場した共同オーナー型のセカンドホームです。最大の特徴は、会員権や利用権ではなく、建物の「共有持分」を不動産として実際に取得する点にあります。1棟を複数人で持ち合い、土地は事業用定期借地権(およそ30年)という形で利用します。「会員として使う」より一歩“所有”に近く、不動産としての側面(減価償却など)を持つのが、他のシェア別荘との大きな違いです。
一般的な別荘の購入は数千万円規模になりますが、Co-Ownersは年間12泊で330万円(税込)からという、比較的低い金額で「所有」に踏み出せるのが特徴です。まずサブスク型で使ってみて、気に入ったら共同所有へ移る、という段階的な進み方ができるのも特徴です(サブスクの支払いの一部を購入代金に充当できる仕組みがあるとされています)。
Co-Ownersの料金・利用日数・予約
Co-Ownersは、購入する口数によって使える泊数が変わります。目安は次のとおりです。数値は変更される可能性があるため、最新は公式サイトで確認してください。
- 初期費用:年間12泊で330万円(税込)から。口数を増やすと最大で年間60泊程度まで選べるとされています。
- 年間の管理費:12泊のプランで年間約98,000円(月あたり約8,200円)が目安。清掃・メンテナンス・運営はSANU側が担います。
- 予約は、自分が所有する拠点は約6か月前から、1回で最大12連泊まで取りやすいとされ、所有拠点以外のSANU拠点も利用できます(連泊の上限などは拠点によって異なります)。
使い切れなかった年間の泊数は、SANUが定額で買い取る仕組みがあるとされ、「行けない年がまるまる無駄になる」不安を抑えやすい設計になっています。
Co-Ownersのデメリット・気になる点(正直なところ)
所有に近いモデルだからこそ、事前に知っておきたい点もあります。公平に挙げておきます。
- 売却は購入から一定期間後・SANUの仕組みを通じて行う想定とされ、一般的な不動産のように自由にすぐ売れるわけではありません(流動性は低め)。
- リセール価格は保証されず、値上がりを狙う投資商品ではありません。
- 建物の共有持分という性質上、住宅ローンの担保(抵当権)には使えないとされています。
- 土地が定期借地のため、約30年後には返却する前提で、永久に所有し続けるものではありません。
- 人気拠点・人気日は、他のオーナーと枠を分け合うため予約が混み合うことがあります。
これらは「欠点」というより、共同所有という持ち方の性質です。低い初期額で所有に踏み出せる代わりに、出口の自由度や永続性は通常の不動産とは異なる、という表裏の関係にあります。
拠点・エリア:山や高原を中心に全国へ
SANUの拠点は、軽井沢・河口湖・山中湖・八ヶ岳・白馬・那須・清里といった山や高原エリアを中心に、全国で数十拠点規模に広がっています(拠点数は拡大が続いており、時点で変動します)。近年は奄美大島や淡路島などのリゾートエリアにも展開し、「森・湖・高原・海」と選べる自然のバリエーションが増えています。

拠点によって建築のタイプも異なります。たとえば奄美大島では、亜熱帯の自然に合わせた高床形式の「SANU CABIN ARC」が用意されるなど、その土地の環境に合わせた建築が展開されています。エリアや建物の好みは分かれるところなので、実際に泊まりたい拠点のタイプを見て選ぶとよいでしょう。

SANUはどんな人に向いている?(共同所有型の視点で)
共同所有型のCo-Ownersは、次のような人に向いています。
- 数千万円の別荘は重いが、低めの初期額で「所有」に踏み出したい人
- 会員権より、不動産の持分という“所有実感”を大切にしたい人
- 自然の中の拠点を、清掃・管理の手間なく持ちたい人
- まずサブスクで試してから、納得して所有に進みたい人
反対に、次のような人には別のモデルのほうが合う可能性があります。
- いつでも自由に売って現金化したい人(流動性が低い)
- 永久に所有し続けたい/住宅ローンの担保に使いたい人
- 海沿いや都市近郊など、山・高原以外にこだわりたい人
- 資産としての値上がりを狙いたい人
「自分には少し違うかも」と感じても、あきらめる必要はありません。別荘を“持つ”サービスには、SANU以外にも仕組みの異なる選択肢があるからです。次の章で並べて見比べてみましょう。
別荘を“持てる”サービスを並べて比較する
「別荘を丸ごと買うのは重いけれど、自分の拠点として持ちたい」——このニーズに応えるサービスは複数あります。ここでは、SANU Co-Owners(共同所有)と並べて検討されやすいFEEEP RESORT・UMITO・NOT A HOTELを、同じ土俵で整理します。いちばんの違いは「権利の持ち方(お金の払い方と、何を所有するか)」です。
まず、それぞれの立ち位置をつかんでおきましょう。下の図は、4サービスを「気軽さ」と「所有・資産性」の軸で並べたイメージです。

- SANU Co-Owners:共同所有型。建物の共有持分を不動産として持つ。330万円台〜と、所有型では始めやすい水準。
- FEEEP RESORT:会員権型のシェア別荘。会員権を買うと、年会費・維持費はかからない設計とされる。
- UMITO:海の最前列に特化。会員権(共有型)とサブスクの二本立て。
- NOT A HOTEL:不動産の(分割)所有。高価格帯で、デザイン性・資産性を重視した位置づけ。
比較表:初期費用・ランニング・特徴・向き不向き
下の表は、各サービスの目安をまとめたものです(SANUは共同所有型のCo-Ownersを基準にしています)。金額・条件はいずれも変動する概算であり、最新は各社の公式サイトで確認してください。「どれが優れているか」ではなく「どの持ち方が自分に合うか」を見る視点で読むのがおすすめです。
| 項目 | SANU(Co-Owners) | FEEEP RESORT | UMITO | NOT A HOTEL |
|---|---|---|---|---|
| 権利の持ち方 | 共同所有(建物の共有持分+定期借地) | 会員権型シェア別荘 | 会員権(共有型)+サブスク | 不動産の(分割)所有 |
| 初期費用(一時金) | 年12泊で330万円台〜(税込) | 会員権1口120万円台〜(税込) | 会員権は拠点により高額/サブスクはなし | 分割所有で数千万円〜・1棟数億円〜 |
| ランニング費用 | 年間管理費 約98,000円〜(12泊時) | 年会費・維持費0円とされる | 会員権は月額管理費あり/サブスクは月額制 | 管理費・運営費が別途 |
| 利用枠 | 年12〜60泊(口数で選択)・自己拠点は6か月前予約 | 毎年チケット2枚付与・繰越可・最大3年前予約 | 拠点により年間の泊数が決まる | 1/12所有で年間約30泊が目安 |
| 特徴 | 低めの初期額で“所有”・未利用泊は買取・自然没入建築 | 維持費0円設計・所有の手間なし・繰越可 | 海の目の前に特化・会員専用のプライベート感 | 一流建築のデザイン・高級・資産性を重視 |
| 向いている人 | 低め初期で所有実感がほしい・自然/高原が好き | 計画的に使う・維持費を抑えたい・権利を残したい | 海沿いリゾート重視・プライベート重視 | 資産保有やデザインに価値を感じる予算に余裕のある人 |
| 向いていない人 | すぐ現金化したい・永久所有したい | 思い立った日にいつでも自由に使いたい人 | 山/高原希望・初期費用を抑えたい人 | 低コストで気軽に始めたい人 |
※上表の数値は取得時点の概算です。プラン改定や拠点ごとの条件差があるため、検討時は各公式サイトで最新情報を確認してください。
権利の持ち方で見る「自分に合う選び方」
比較表を、もう少し実感に落とし込んでみましょう。選び方はシンプルで、「所有実感・出口の自由度・維持費・予約のしやすさ」のどれを重視するかで決まります。
不動産としての“所有”に価値を感じるなら、共同所有型。 SANU Co-Ownersは、建物の共有持分を実際に持てるのが魅力です。ただし出口(売却)に条件があり、約30年で返却する前提など、通常の不動産とは異なる点は理解しておきたいところです。
維持費をかけずに長く使いたいなら、会員権型。 たとえばFEEEP RESORTは、会員権を購入したあとは年会費・維持費がかからない設計とされる一方、初期費用はまとまってかかり、リセール価格も保証されません。所有そのものより、手間や維持費を抑えて使いたい人に向くモデルです。
海が好きなら海特化のUMITO、資産性を最優先するならNOT A HOTEL。 UMITOは海の目の前のプライベート利用、NOT A HOTELは高価格帯でデザイン・資産性を重視した持ち方です。エリアの好みや、「利用」か「資産保有」かという目的で、選ぶべき持ち方は変わります。4つのサービスは競合というより、それぞれ得意分野が違うと捉えるのが正確です。
よくある質問(FAQ)
SANUのサブスクとCo-Owners、どちらを選べばいい?
まず気軽に試したいならサブスク型、別荘を“持つ”ことに納得して踏み出したいならCo-Owners(共同所有型)が向いています。サブスクの支払いの一部を購入代金に充当できる仕組みがあるとされるため、試してから所有に進むこともできます。条件は変わる可能性があるため公式サイトで確認してください。
Co-Ownersは途中でやめられる?
購入から一定期間後に、SANUが用意する仕組みを通じて売却できる想定とされ、相続も可能とされています。ただし一般的な不動産のように自由にすぐ売れるわけではなく、価格も保証されません。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ペットと一緒に泊まれる?
SANUには犬と泊まれる「Dog Friendly」キャビンがありますが、対応拠点・頭数・追加料金には条件があります。猫など犬以外の可否も含め、公式サイトで確認してください。
まとめ:SANUを起点に、自分に合う「持ち方」を選ぶ
SANU 2nd Homeは、気軽なサブスク型から、別荘を実際に持つ共同所有型(Co-Owners)まで選べるのが特徴です。とくにCo-Ownersは、低めの初期額で不動産の共有持分を持てる一方、出口の自由度や永続性には通常の不動産と異なる点があります。大事なのは、SANUの良さを理解したうえで、「自分の使い方にいちばん合う持ち方」を選ぶことです。
サブスク型・共同所有型のほか、会員権型や不動産の分割所有まで、別荘の「持ち方」は年々広がっています。どれが優れているというより、使い方・予算・出口の考え方によって最適解は変わります。SANUに惹かれた方も、一度ほかの選択肢と並べて眺めてみると、自分の基準がはっきりします。料金・予約ルール・売却条件などは変わり得るので、最終的には各公式サイトで最新情報を確かめて、納得のいく選択をしてください。


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